一般家庭用の太陽光発電、蓄電池システム、V2Hなどを提案から、設置、メンテナンスまでワンストップによる安心の自社施工を行っています、株式会社Leadです。
今年は大変な酷暑ですね。皆様、暑さにより体調不良にならないようにご自愛ください。
さて、今回のブログは通常の施工事例紹介などから離れ、次世代の太陽光電池、日本発「ペロブスカイト」を深掘りして紹介致します。
(※下記画像は、NHKのサイトより引用)
次世代太陽電池ペロブスカイトとは?
1:ペロブスカイトとは?
特定の結晶構造を持つ鉱物の名称で、一般には「ペロブスカイト型構造」と呼ばれるものです。近年、この構造を持つ材料が太陽電池の効率を大幅に向上させる可能性があるとして注目されています。
(※下記画像は、NHKのサイトより引用)
2:ペロブスカイト太陽電池の特徴
高効率:ペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン系太陽電池と比較して高い光電変換効率を実現しています。研究室レベルでの効率はすでに25%を超えており、商業化が進むことでさらに高い効率が期待されています。
低コスト: ペロブスカイト材料は製造コストが低く、薄膜技術を利用することで安価に大量生産できる可能性があります。これにより、設置コストが削減されることが期待されています。
軽量・柔軟性: ペロブスカイト太陽電池は薄膜で製造できるため、軽量で柔軟性があります。これにより、従来の硬質なシリコンパネルとは異なり、曲面や非従来の設置場所でも利用可能です。
3:現在の開発状況
日本ではペロブスカイト太陽電池の研究と開発が活発に行われており、以下のような取り組みが進められているようです。
材料の安定性向上: ペロブスカイト材料の安定性が課題とされており、環境や時間による劣化を防ぐための研究が進められているようです。特に水分や酸化に対する耐性を高めるための技術開発が行われているのだとか。
スケールアップと製造技術: 小規模な研究から商業規模の製造へとシフトするため、製造プロセスの改良や量産化技術の開発が進められているらしく、これには、製造ラインの設計やコスト削減のための最適化が含まれているようです。
環境への配慮: ペロブスカイト材料に含まれる鉛の問題が懸念されており、鉛を使用しない代替材料の開発や、リサイクル技術の研究も進められていとのことです。
4:今後の展開予測
ペロブスカイト太陽電池が商業化されると、太陽光発電の普及がさらに進むと期待されています。
特に、軽量で柔軟性があるため、従来のシリコンパネルでは難しい場所や形状への設置が可能になります。
また、製造コストの低下が実現すれば、より多くの家庭や企業が導入しやすくなると言われています。
5:ハウスメーカーでもペロブスカイト太陽電池実証実験が始まる。
再生可能エネルギーの普及と環境負荷の低減に向けた取り組みの一環として、ペロブスカイト太陽電池の実証実験が進められています。
ペロブスカイト太陽電池はその高効率と低コストのポテンシャルから、太陽光発電の未来を変える可能性があるとされており、ハウスメーカーでも実証実験が始まっているようです。
実証実験の詳細まではリサーチできませんでしたが、きっと将来のエネルギー市場に大きなインパクトを与える可能性は高いと思います。
私たちも仕事上、非常に気になるペロブスカイト太陽電池です。
最後に今回リサーチをしていて、神奈川県の取り組みが面白そうなのでご紹介して今回のブログの終わりとします。
その概要は、ペロブスカイト太陽電池の「江の島での実証」及び「県庁新校舎での展示」を開始するというニュースでした。
興味がある方は以下のURLからご覧になられてください。
概要としましては、
①江の島でのペロブスカイト太陽電池の実証概要
②ペロブスカイト太陽電池の新庁舎での展示(令和6年7月30日から1年間)
(以下引用)
神奈川県では、SDGsの達成にもつながる取組として、地球温暖化防止の取組を一層推進するため、クリーンエネルギーである太陽光発電の活用やイノベーションを通じ、脱炭素社会の実現に向けた取組を推進するとの記載がありました。
現在、ペロブスカイト太陽電池を紹介した動画はYouTubeでも多くの動画をご覧いただけます。
その動画の中から、NHKオンデマンドの1本ご紹介致します。
ご紹介する動画は、さわりの部分のみのYouTube動画なのですが、権利の関係でホームページ内ではご紹介ができません。
開発者の宮坂力氏(桐蔭横浜大学 特任教授)の興味深い話、今後の展開などが分かりすく紹介しておりますので、外部リンクでご紹介致します。下記URLをクリックしてご覧ください。
いかがでしたでしょうか?現在、商業利用で開発が進むペロブスカイト太陽電池のことをブログにしてみました。
私達が取り扱っています太陽光発電の太陽光パネルの進化系が今回紹介しましたペロブスカイトになる可能性が高いと言えます。
私たちも近い将来訪れるであろう、新しい技術に柔軟に対応し、お客様により良い製品を提供するとともに、お客様に選ばれる企業であり続けたいと思います。
今後は、今回のような私たちの暮らしに関係するような記事も時折織り交ぜながらご紹介していきたいと思います。
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